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10月の文化活動

10月は休日に上野に行って「ゴッホ展」と「最澄天台宗のすべて」をハシゴしてきました~!あんまりゴッホを鑑賞したことがないので、今回の企画展はいい機会だったな~。いつかオルセーで「ローヌ川の星月夜」を見てみたい。はやくコロナが落ち着くといいのにね。

東京都美術館ゴッホ展 響き合う魂ヘレーネとフィンセント」

美術館に行こうと思った3日前に予約サイトを開いたら予約が満杯で、次の週とか空いてるかな?と見てみたけど満杯でゴッホ舐めてた…。どうするかな~と公式Twitterを見たら当日券はあるらしく、10時過ぎに行ったら並ぶことなく買えました。一人で行っても相手の分まで買えるそうで、連れの分まで11時の予約枠を購入。

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まさに秋晴れ!雲一つない空に黄色が映えていていい感じです。今回の企画展はオランダの美術館クレラー・ミュラー美術館が収蔵しているゴッホメインに展示していて、ゴッホ展というよりクレラー・ミュラ―美術館出張展だったのですが良かった!ゴッホの素描から絵画と変遷が分かりやすいし、同時代の印象派の作品も見れて充実。 

パウル・ハブリエルの「それは遠くからやってくる」

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 オランダの画家の作品なんですけど、向こうの国の湿った農地と曇り空の質感が出ていてすごく良いなぁと思った。遠くから汽車が煙を吐きながらこちらへ向かってくるのもポォーーッて音が聞こえてくるようで、見てるだけでそこにいるような気がしてくる一枚。

オーギュスト・ルノワール「カフェにて」

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ルノワールは市井の人を生き生きと描いていて、見ていて楽しい。こちらはカフェにいる女性に男性が話しかけていて、その二人を後ろの男性がガン見している姿。普通に今も渋谷のカフェとか行くとこういう景色あるよね笑。後ろの男性ほど無遠慮に見ないけど、わりと見ちゃうな笑

フィンセント・ファン・ゴッホ「レストランの内部」

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ゴッホのあの独特な塗り方をし始めているなぁと感じる作品。そしてパリの中流階級が利用するレストランらしいのですが、すごく可愛い!白いテーブルクロスにお花があって可愛らしい店内。こんな所でフランスの煮込み料理とか素朴なデザート食べたい!

フィンセント・ファン・ゴッホ「果樹園の糸杉」

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パリからアルルに移ったゴッホの作品。この頃から糸杉を描いてて好きなモチーフだったのかなぁ。今回の目玉も糸杉の絵だし。ゴッホの風景画ってどことなく日本ぽさがあるというか、見ていると小田原とか水戸の梅園ぽいな〜と思いました笑。ゴッホジャポニズムとかも学ぶと楽しそう。

フィンセント・ファン・ゴッホ「サント=マリー=ド=ラ=メールの海景」

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なんて綺麗な海!今回の展覧会で一番のお気に入り。エメラルドグリーンとブルーに穏やかな波飛沫とヨットが本当に綺麗。ゴッホは南仏が本当に好きだったんだなぁと伝わってきます。空も澄んでいて爽やかでただただ美しく穏やか。海好きとしては明るい海の絵画はだいたい好き。

フィンセント・ファン・ゴッホ「サン=レミの療養院の庭」

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体調を崩してアルルからサンレミの療養院に移ったゴッホの作品。病院のお庭ってなんかこんな感じだよね、と妙に納得感のある庭です。ほどほどに手入れされてるんだけどなんか薄暗くてモサモサ生い茂ってるとことかベンチとか病院らしさが出ている。ただ暗い感じはしなくて、静かで落ち着いてひっそりした雰囲気で気持ちが落ち着く風景だなぁと気に入りました。

フィンセント・ファン・ゴッホ「糸杉と星の見える道」

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月と星に糸杉が独特のタッチで描かれている展覧会の目玉作品。道も空も月と星の明かりも渦巻きのように揺れているのがなんともいえない調和が取れていて、不思議で綺麗な作品です。死を意識していたときに描いたと言われているけど、あまり怖さとかは感じなくて神秘的な作品。歩いている二人はゴッホとテオかもしれないし、ゴッホゴーギャンなのかなぁ。なんとなく二人仲が良さそうだよね。

ゴッホの作品を時代順に見ていくとやっぱり南仏にいた時が幸せだったのか、絵が明るくて生き生きとしているのが妙に切ない。このときにひまわりも描いてるし、きっと南仏の明るい日差しと穏やかな海がゴッホの心を癒したのかな。湘南生まれなのでやっぱり明るい日差しと海は良いもんねぇ。いつか南仏にも行きたい。

東京国立博物館伝教大師1200年大遠忌記念 最澄天台宗のすべて」

最澄→円仁円珍慈円源信→天海と天台宗の僧侶たちが遺したものを時系列に展示してあって流れがわかりやすかった。

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こちらお昼を挟んで13時からの回を予約。いや〜「阿吽」も最終巻を迎えてのこの展覧会で楽しかったです。じつは仏教美術は授業も取っていたのに割と理解が不十分というかピンと来ないものが多い。ただ今回は漫画でなんとなーく流れは把握できたので楽しかった!

根本中堂

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目玉はやっぱり根本中堂の再現。延暦寺の総本堂である根本中堂には、最澄がいた時から灯されてる不滅の法灯と秘仏薬師如来像が安置されているそう。それの再現で写真撮影OKということで撮ったけれど、厳かでよかった。

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こちらは数年前に行った比叡山延暦寺。ロープウェーで延暦寺まで行って、そのあとはテクテク歩いてお堂を見て回りました。山の中に立派なお堂が沢山あってすごかった。立派な宿坊があってその中の食堂でたべた精進料理が美味しかったなぁと思い出される。

国宝 最澄筆「久隔帖」

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弟子の泰範にあてた手紙で文字が最澄の真面目さが出てて綺麗な文字だなぁと思いました。空海のあの遊ぶ感じもいいし、最澄のまじめにキッチリ書いてあるのも素敵です。あと文字がすごい賢そう。なんだろ、滲み出ている…。

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他にも秘仏を見れたり厳かな展示で勉強になった。仏教美術好きなのに語るすべがなくて悔しい。おかざきまり「阿吽」のパネルが凄くいい!最澄の澄んだ美しさと慈しみが出ているイラストでまぁ良かった。

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美術館て意外に頭と体力を使うので甘いものがたべたくなるよね〜。今回は上野エキュートにあるやなぎ茶屋の抹茶ティラミスにしました。あ〜疲れた体と頭に染みる…。